80年代から90年代初頭、世界はオルタナティブに征服され、ミクスチャー文化が花開いていましたが、ココ日本ではバンドマンたちが織り成すビジュアル系ロックとも言える、一種独特な音楽が花開いておりました。
いわゆるバンドブームと言う物なんですが、もちろん当事者であるバンドマンたちは、ブームが一過性であることを理解した上で狂乱の時代をどう生き抜き、将来的にどうなるかという部分を、面白おかしく考えていたようです。
まさに当事者でもあった著者、筋肉少女帯の大槻ケンヂ氏により、リアルで生生しい当時の経緯が書かれたこの本は、お笑いブーム真っ只中の今のお笑い芸人たちの未来を占う上でも、参考になると思います。
特に人を選ばず、不快感なく読んでいただけると思いますが、問題があるとすればただ一点、僕たちは当事者でもなんでもないので、未来を占う必要も無いという点が問題です。
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